ボディマウントカプラーと台車マウントカプラーの車輌の違い、それはいろいろとあると思いますが、私の場合、この大きな違いは、レールの継ぎ目をきざむ音だと思っています。
レールの継ぎ目で車輪が音を出すには、車輪がわずかなレールとレールの隙間や段差に反応することが必要です。つまりわずかな急激な高低に追従して、車輪とレールがぶつかる必要があるわけです。
HOゲージの台車は、重さがあるだけではなく、左右の台枠が独立しているため台車がねじれることができ、そのために車輪のレールに対する追従性が向上し、左右別々の継ぎ目であってもきちんとレールの継ぎ目をひろってくれます。
Nゲージの台車は、台車自体がねじれることがないので、レールの継ぎ目をきちんとひろうためには、レールの継ぎ目が左右同じ場所にあり、かつ台車の上下に対する自由度が高くなければいけません。
しかし、台車マウントカプラーだと、台車は牽引する力で横方向に引っ張られたり押されたりするために、上下方向の動きがスムーズではなくなって、極端に言えば継ぎ目を車輪が浮いて通り過ぎるという感じになります。そうなると、レールを刻むきれいな音が出ません。
ということで、ボディマウントカプラーだと台車の上下方向がスムーズになり、台車マウントカプラーの台車に比べて、レールの継ぎ目をしっかりとひろってきれいな音をたてて通過すると思っています。そして、それが鉄道模型を走らせている時の大きな魅力となるわけです。
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