本日、Joshin webからJR東日本E655系「なごみ」が届きました。
鉄道ファンの方には余計な説明になりますが、E655系は5輌編成の中央に特別車輌のE655-1を組み込むことで、お召列車となる車輌です。今回の製品は、その特別車輌は付属しない5輌編成のみの団体専用のハイグレード車輌編成です。ぜひ特別車輌もラインナップに含めてほしいものですが、できればE655-1単品ではなく、お召し列車仕様として6輌セットで発売されることを期待します。
塗装は、マジョーラ塗装で光源によって茶色や紫色に変化する塗装で、模型もその性質をよく表現されています。その塗装表現のために、通常の塗装よりは艶がありますが、実車のような光沢はありません。この塗装は、私のカーモデルで培った研ぎ出し鏡面塗装技術で、しっとり鏡面を施したくなります。手に入れば、アッシーのボディを買って上にクリア塗装をする事で問題が出ないかどうかを試してみたいです。
艶があるために指紋や汚れが目立ちやすく取り扱いは要注意です。逆に、艶があることによって拭けばきれいになるという利点もありますので、それほど神経質になる必要はないかもしれません。ただ、塗装の表面の強度によっては細かい傷が付きやすいかもしれませんので、丁寧な扱いを心がけたほうが無難だとは思います。
それと、艶あり塗装は触ると静電気が起きやすいので、線路に置いただけで周りの埃や屑が車体に引き寄せられてしまいます。顕著なのは塗装が新しいうちだけだと思いますが、ケースに収納する時は、エアブラシやカメラレンズのブロワなどで埃を吹き飛ばすことが必要になりそうです。
全体的には非常に良い出来の製品だと思います。ただ、クロとクモロの乗務員扉の上にパーティングラインが少し目立つのが残念です。ひとつひとつパーティングラインを消すのは完成車輌の製作工程では手間がかかりすぎますので、射出成形の型設計段階でもう少しうまい処理を期待したいものです。もっとも、以前買ったマイクロエースの近鉄伊勢志摩ライナーのパーティングラインのひどさに比べると、上出来ではあるのですが。
現在レイアウトを改装中で線路を撤去した状態なので、試走は小判型にTOMIX線路を組んでおこないました。スローも滑らかで気持ちよく走ってくれて動力装置についても問題なくいい出来でした。一周分だけ動画を撮影しましたが、暗くてあまりよくわからないものになってしまいましたので、動画は雰囲気だけということでご覧下さい。
 KATO E655系「なごみ(和)」 |  上:ストロボ無、下:ストロボ発光 |
ところで、今回初めてヤマト運輸さんの配送トラブルを経験しました。
20-21時配達にもかかわらず20時前の配達、梱包箱には落としたような角の凹みがあって、ちょっと楽しみだった気持ちがそがれてしまいました。梱包箱の凹みは、中へのダメージは無いように祈りながら確認しましたが、車輌ケースの緑の紙ケースにつぶれたようなダメージ痕が・・・。紙ケースだけで車輌には問題が無かったので良かったですが、配達時刻の件と一緒にヤマト運輸に苦情を言ったところ、「Joshin webに連絡して紙ケースだけ新しいのが手に入らないか確認する」と言ってくれました。「紙ケースは汎用なので、お金さえ払えばなんとかなるでしょう」と言っていましたが、そう簡単でもなさそうな気がしないでもありません。紙ケースのダメージくらい許容範囲だと思いますので、もしダメならばその時は仕方がありません。ただ、Joshin、ヤマトどちらかも含めてどこで箱に凹みができたのかは不明ですが、今回は車輌には影響なかったから良かったものの、商品の扱いだけは充分気をつけていただくように、そこはしっかりとお願いしておきました。
 梱包箱の凹み |  紙ケースのダメージ |
【2012.12.28追記】
12月26日にJoshin webから紙ケースが届きました。ヤマト運輸さんからの再出庫のお願いという形でしたが、なんと紙ケースだけでなく新品一式の送付で、2編成になってしまいました。
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