Enjoy!鉄道模型! ~ご案内~

ブログ「Enjoy!鉄道模型!」は、2011年7月15日より開始したブログで、メインブログ「いつまでも青く、枯れても青く」の鉄道模型に関するカテゴリだけを独立させたものです。移行した記事は、メインブログ「いつまでも青く、枯れても青く」と共有していますので、画像の保管場所や記事同士のリンク先はメインブログの「いつまでも青く、枯れても青く」となっています。管理人をもっと知りたい方は、「いつまでも青く、枯れても青く」をご覧下さい。
プロフィール

Warachan

Author:Warachan

    生息地:愛知
    年 齢:50代中盤
    性 別:オヤジ
    趣 味:模型製作、カメラ、
        オーディオ、
        クルマ、パソコン

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鉄道模型は走らせて楽しもう!

pic20121230_01年末の片付けの一環で、自分の部屋の本棚の整理をしました。いつも必要な号を探すのに手間取る「鉄道模型趣味」誌をすぐに探せて取り出せるように、一年間の記事の索引の掲載されている12月号だけを手元の本棚にまとめることにしました。

なんと、12月号だけで40冊(1994年は印刷ミスで背表紙が10月号になっています)です。最初の頃のものは中学生の頃。いろんな記事を見てはそれを参考に自分で欲しい車輌を作ったり、今までにない完成品が発売されると嬉しくて嬉しくて、小遣いをためて少しずつ揃えたものです。もちろん、現在のように実編成を組むなんて考えはなくて、全種類を1輌ずつ買って、それをつなげて走らせて楽しんでいました。

KATOのキハ82系や153系が出た時は、Nゲージもこんなにリアルになったんだと感動したものです。我々の世代はおそらく同じような経験をしてきたと思いますので、今の完成品の充実度合いを見ると本当に夢のような感じだと思います。今の完成品の完成度ならば、自分が好きな車輌や特定車輌を作りこむベースには不自由しません。Nゲージのカーブのきつさや車輌の軽さからボディマウントカプラーなんて望んでも無理だと思っていたのも、今や常識となっています。スカートが首振る電気機関車なんて、普通の時代でしたからねぇ。

しかし、完成品の質が上がればその質以上を望むのがユーザーというもので、最近は、少しの寸法違いや細部の形状の違いなどでメーカーを批判したりする声がネットで流れたりすると、なんか悲しくなってしまいます。一般に言う鉄道模型は、実物に忠実な精密模型では無いということ、特注品ではなくコストを考えた大量生産品だということ、走らせて楽しむ娯楽品であるということ、そういう認識で人それぞれの楽しみ方を見つけて遊ぶものだと思うんですけどね。そもそも、忠実にすべてを150分の1に縮小したら、材質の違いもあってモノとして成立などしませんし。(私個人の好みで言えば、Nゲージで一番気になるのはタイヤの厚さですが、安定走行のためには仕方がないことだと割り切っています。)

メーカーが実車をもっと調べればすむというものもあるでしょうが、それは単に調査不足だったということだけのことで、自分の仕事や勉強を振り返れば完璧なんてありえないし、その調査不足が人命に危険を及ぼすわけでもないことですから、甘くなっても当然です。だから、間違いは「間違っていましたよ」と伝えるか、それが嫌ならば買わなければいいだけのことだと思います。自分が買いたいから完璧なものを作ってほしいというのは、あくまでユーザーとしての希望やエゴであってそれをメーカーに求める権利もないし、メーカーはそれに従う義務もありません。メーカーは、あくまで企業活動として将来も含めた損益を考えてその声を聞くかどうか判断するだけのことです。理想や完璧を求めることはよくあることですが、それは他人に対して求めるものではなく、自分に対して求めるものなのだと私はずっと思っています。

細部の違いや寸法、そして雰囲気、色、いろいろとこだわる部分は人それぞれ違いますし、その度合いも異なります。しかし、鉄道模型のような趣味のものは、ユーザーとメーカーはそれぞれが存在してこそ楽しめるもの。細かいことを言うよりも、走らせて楽しみましょう。長編成が風景の中を走る姿、レールのジョイントを刻む音、ポイントによって進路を換えていく姿、そういうのを眺めることによって実物の鉄道の魅力を自分の部屋の中に持ち込み楽しめる、それが鉄道模型の醍醐味だと私は思うのです。もし、実物を極限まで投影したリアルな鉄道模型車輌コレクションを求めるならば、それは完成品に求めるのは間違いであって、自分のための一品をオーダーするか自分で作るかだと思うのですが、いかがでしょう。鉄道模型は、完成品のアラを探してそれを見つけた自分の知識などをひけらかすよりも、間違いは間違いとわかった上で走らせて楽しんだ方がずっと価値があると私は思います。

情景の中を走る車輌を見ていると、些細な寸法違いや形状の違いはまったく気にならなくなります。自分がその車輌を眺めた記憶、乗った記憶が甦ってきて、それだけで楽しくなってきます。今は、たくさんの完成品に囲まれていろんな記憶を鉄道模型で楽しめるなんて、ありがたいことだとつくづく思うんです。こういうことを言うようになったのは、歳をとったせいなのでしょうかねぇ。それならばそれでいい歳の取り方をしているんだと思うようにします。(^.^)

今年も模型的には魅力的な製品を手に入れる事ができて良い一年でした。来年も、各メーカーさんの新製品や再生産品を楽しみにしたいと思います。

pic20121230_02余談ですが、実車を知るという意味で、私は左の写真のように実車と模型を比較したりしています。でも、実車と模型が異なっていたからといって、メーカーに調査不足だとか、製品として欠陥だなんてことは思いません。「実車はこうなっているんだ」とか、「模型ではここが苦労したんだなぁ」とか、「ここはコストのことを考えてわざと手を抜いているな」とか、「ここは実車の個体差なのかな」とか、そういうことを思ったりしています。そして、その中で実車に近づけるために再現させたいと思ったところは、自分で手を入れたりして自分だけのものを作る、そういうことが面白くて楽しいのです。

ちなみに、上の実車写真は鉄道ファン2011年6月号(特集:485系パーフェクト)からの引用で、クハ481-307改のクロ481-2301です。座席の違いはそのせいだと思われます。
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