今さらながらなのですが、TOMIXのFineTrackのポイントを使うときの電源配線をもっと簡略化できることに気づきました。FineTrackポイントのしくみは理解していたのですが、無意識に、完全選択式ではないポイントの場合の走行電源配線をしていました
例えば、複線の片渡り線の場合。

私の常識的な配線は左図のようなのですが、FineTrackポイントは完全選択式であり選択されていない側には走行電源が完全に遮断されることを考えると、右の図のような配線で問題な
く、ポイントとの間のギャップも必要ありません。操作的にも、左の場合はポイント片渡り時はAとBのフィーダーの走行電源を同じ電源に切替えなくてはいけないのに対し、右の場合は、ポイントの切替だけで、Bのフィーダー電源で車輌を片渡りさせることができます。
次は、リバース線の場合。

この場合も、左の図のように、ポイントの分岐側にギャップを入れて、リバース区間に車輌が入っている間にAフィーダーの走行電源の極性を反転させるというのが一般的な配線なのですが、FineTrackポイントの場合は、ギャップは不要となります。
左の場合はX地点からリバース線に車輌を入れたあと、ポイントを切り替えるとともに、Aフィーダーの走行電源を反転しておく必要がありますが、右の場合はX地点からリバース線を通ってX地点に戻るまで、Cフィーダーの走行電源だけで車輌を動かすことができ、操作はポイント切り替えだけとなります。
最後は、駅の手前を想定した両渡りポイントと分岐ポイントの場合。

このケースも左の図のように、ポイント分岐側にギャップをいれて駅での留置ができるように配線し、ポイントと両渡りポイントの間は、ひとつの電源ブロックとするのが普通だと思います。それに対してFineTrackポイントの場合は、ポイント分岐側のギャップと、ポイントと両渡りポイントの間の走行電源ブロックを無くすことができます。
左の場合は、ポイントの切替とともに、Bブロックの走行電源管理が必要となってきますが、右の場合は、ポイントを切替えることによって、完全選択式ポイントを介して両渡りポイント手前までAブロックの走行電源を導き出すことができます。
今頃こんなことに気付いているなんて情け無いことですが、この考えでもう一度走行電源に対してギャップをいれる場所を見直したいと思います。
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