先週、ベースボードができましたので、次はプランを設計中です。
15年以上昔に製作し始めた先代レイアウトでの反省点を踏まえて、新しいレイアウトは次のような方針で挑みます。
「先代レイアウトは巨体で重い」
今回はできる限り軽量化をはかる。そのために、ベースボードの上に発泡スチロールベースのモジュールを置くという形とします。しかも、そのモジュール単位に分解組み立てが可能な構成とし、配線はベースボード裏には通さずに上に置く発泡スチロールモジュール上を通すことにします。
「先代レイアウトは走行の自由度が高い反面、電気配線が複雑で操作性が悪い」
電気配線は複雑にならぬように、シンプルな電気ブロック構成にします。そのため、線路はポイントが完全選択式になって電気配線がシンプル化できることと、ポイントの種類の豊富さからトミックス製を採用。本当はフレキシブル線路の方がリアルな線路配置ができていいのですが、そこはシンプル化の方針を重視しました。
「先代レイアウトは単線で複線すれ違いが楽しめない」
今回は複線エンドレスを必須とします。でも、旧国鉄の非電化単線も捨てがたいということで、単線エンドレスも設置します。複線エンドレスの駅は待避線ありで最低でも6輌編成が停車できることとします。また、多くの列車を走らせたいためヤードを設置すること、方向を変換するためのリバース線を置くことを必須条件としました。線路の形状よりも、こういう必要な要件が織り込まれているかどうかが、飽きないレイアウトにする秘訣かなと思っています。

ということで、この一週間で考えたプランがこれ。基本は、複線エンドレスと単線エンドレスを連絡線で結んだだけですが、連絡線からみて単線エンドレスはリバース線となるように結んでいます。
ごちゃごちゃしているように見えますが、実際にボード上に線路を置いて確認しながらなので、それほどではありません。でも、ストラクチャを置くスペースはかなりきついかも知れません。おおまかには、左手が市街地、右手が山となります。先代レイアウトの急勾配でのジェットコースター的な走りに興ざめしたところもありますので、今回は立体交差は最小限にし、無理な勾配はつけずに景色の変化のための緩やかな凹凸のみにします。
必然的な立体交差のための勾配は、複線エンドレスと単線エンドレスをつなぐ連絡線が本線を越える部分のみになります。勾配のための距離は余裕を持ったつもりですが、単線エンドレス側は少し勾配がきついかもしれません。でも、連絡線ですので良しとします。

実際にプラン通りにすべて線路を仮配置したところ。(手前の複線鉄橋は正式な場所ではありません)
この状態で、2列車同時運転ができますので、これだけでけっこう楽しめます。先代レイアウトの方式では、これで線路をベースボードに固定という手順になるのですが、今回は適当にモジュールわけして、発泡スチロール上に地形を作成しそこに線路を固定するという手順で進めます。
その作業が始まるとしばらく列車運転はできなくなりますので、もうしばらくこの状態で楽しもうかと思っています。その間に、電気配線も具体的に決めておくつもりですが、「3列車同時運転」と「ひとつの列車の同一電源での全線(複線、単線)乗り入れ」を実現するためには、少しややこしいこと(専用コントロールボードの製作)になるかも知れません。
まぁそういうのを考えるのも楽しみではありますが。
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