昨日買ってきたKATOの「トワイライトエクスプレス」を、TOMIX製品と写真比較してみました。
編成をおさらいしておきますと、
<KATO>
第3編成
1号車:スロネフ25-503
2号車:スロネ25-503
3号車:スシ24-3
4号車:オハ25-553
5号車:オハネ25-525
6号車:オハネ25-526
7号車:オハネ25-513
8号車:オハネ25-563
9号車:オハネフ25-503
電源車:カニ24-10
(1・3・4・5・7号車・電源車は10-869基本セット、2・6・8・9号車は10-870増結セット、合計23,000円)
<TOMIX>
第2編成 1号車:スロネフ25-502
2号車:スロネ25-502
3号車:スシ24-2
4号車:オハ25-552
5号車:オハネ25-524
6号車:オハネ25-521(オハネ25-524で流用)
7号車:オハネ25-512
8号車:オハネ25-562
9号車:オハネフ25-502
電源車:カニ24-13
(1・3・4・7・8・9号車・電源車は92623セット、2号車は2579単品、5・6号車は2578単品、合計18,100円)
というのが、私の保有しているトワイライトエクスプレス編成となります。
TOMIX製品は初期のものなので、現在の92240基本セット、92241・92242増結セットとの違いや改良点は、車体側面のカニのJRマークが印刷されたこと、トワイライトマークがインレタを重ねるというのがなくなったことは把握していますが、その他は詳細に把握していません。インレタはまだ貼っていない状態です。
全体の雰囲気、印象は、KATOの方が実車のイメージに近いと思いますし、塗装の質から重量感というものが感じられます。緑の色合いも、実車が太陽のもとでは明るい緑に見えることがありますので、心持ち(下の写真でもわかりにくいほど本当に微妙な差ですが)明るさがあるかなというKATOの色合いの方が好感が持てます。TOMIX製品は、黄色のラインの頼りなさ、車番の文字のフォントの違いと大きさ、車輌間隔の広さ、塗装の微妙な質感が玩具っぽく感じられるのが一番の残念なところでした。スシ24の車番の位置ですが、KATOは車体中央に対してTOMIXは他の車輌と同じく車端にあります。実車は車体中央ですが、過去には車端に書かれていた時期があったのでしょうか。上から眺めて一番違いがわかるのが、屋根のライン。TOMIX製品はツルツルなのに対してKATO製品はラインをきちんと再現してあります。他には、最近のKATO製品の仕様としてドアのシルバー、車端の床下機器、車内のはしごの表現がリアル感を引き上げています。よく見ないと見えないのでリアル感には残念ながら貢献していませんが、黄色のラインの縁のシルバーのきれいな表現には驚きです。
今回のKATOのトワイライトエクスプレスは、TOMIX製品(初期のですけど)で満足できなかった部分がすべて解消されて、とても満足度が高いです。Nゲージをはじめて40年になりますが、以前の、実編成や実車固有の表現などいい加減だった頃のことを考えると、こうして実車と比較してその違いを楽しめるというくらいのレベルの高さになってきたことは、本当に夢のようで嬉しいことです。KATOさんの努力に敬意を表します。ここまでくると、車輪(車輪幅とフランジ高さ)とレール(太さと高さ)の規格が上がらないかと欲張りなことを考えてしまいますね。走行系も含めてリアル感を追求した新Nゲージとか・・・混乱しちゃいますのでダメですね。
では写真比較(すべて日本海側・寝台側からの撮影)です。
(写真は撮影条件による色の違いが出ないように、光源、露出、絞り、感度、ホワイトバランスは固定で撮影しています)
 KATO EF81 難しい黄色がうまく塗りわけられています |  TOMIX EF81 正面窓の上の黄色の幅が狭いのが残念 |
 KATO スロネフ25-503 |  TOMIX スロネフ25-502 |
 KATO スロネフ25-503 501、502とは異なる反対側窓配置もきちんと表現 |  TOMIX スロネフ25-502 |
 KATO スロネ25-503 501、502とは異なる反対側窓配置もきちんと表現 |  TOMIX スロネ25-502 |
 KATO スシ24-3 スシ24-3固有のクーラーAU13を表現 |  TOMIX スシ24-2 クーラーはAU12、車番が車端にあるのは? |
 KATO オハ25-553 微妙なクーラーの違い(AU76)を表現 |  TOMIX オハ25-552 こちらのクーラーはAU77 |
 KATO オハネ25-525 |  TOMIX オハネ25-524 |
 KATO オハネ25-526 |  TOMIX オハネ25-521(オハネ25-524で流用) |
 KATO オハネ25-513 |  TOMIX オハネ25-512 |
 KATO オハネ25-563 |  TOMIX オハネ25-562 |
 KATO オハネフ25-503 503固有の、車番と戸袋の位置と 黄色のラインの途切れも実車通り |  TOMIX オハネフ25-502 |
 KATO カニ24-10 |  TOMIX カニ24-13 |
 KATO オハ25とスシ25の連結部分 リアルな連結間隔 シルバーの縁取りの黄色のラインが素晴らしい 緑の塗装の質感も重厚 |  TOMIX オハ25とスシ25の連結部分 広い車間が残念 黄色のラインの頼りなさが残念 緑の塗装のぼってり感が残念 |
 EF81の屋上 手前:KATO 奥:TOMIX 屋根(パンタ下)の塗り分けが異なっています |  オハネフ25の屋上 手前:KATO 奥:TOMIX KATOのはラインが表現されています |
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