20年前、30年前に買った車輌たちがたくさんありますので、たまに走らせて調子を維持しているということは先日書きましたが、昨日は久しぶりに1994年に買った281系「はるか」を走らせてみました。
18年前の製品ですが、すでに先頭車のカプラーはKATOカプラー密連形となっており、今の仕様の車輌と遜色ありません。しかし、走らせてみると、なんか不調。電圧を上げるといいのですが、低い電圧だとスピードが安定しなくて止まったりします。特にカーブやポイントで立ち往生することもしばしば。
走るときは走るので、問題はモーターではなくて集電にあることは明らかです。今日は、動力車を分解して電気接点のクリーニングをすることにしました。台車と本体の接点や車輪をきれいにクリーニングしましたが、走らせて見ると症状は同じで改善されません。車両がカントのあるカーブやポイントで止まることがあるという事は、車輪がレールからかすかに浮いたり無電区間に乗ったりした時に、他の車輪で集電できていないという可能性が大ですので、次は台車を分解して、個々の車輪の電気接点をクリーニングしてみました。
案の定、ひとつの台車の片側の集電シューの車軸受けが緑色(サビ?)になっているのを発見。クリーニング液で軸受けと車輪の軸をきれいにしたら、低速からの滑らかな走りを取り戻すことができました。当然、低速でもカープやポイントで停まるという事もまったくなくなりました。
分解したついでに、中間カプラーをKATOカプラーからKATOカプラー密連形に交換。室内灯もつけようと思ったのですが、動力車への室内灯取り付けは、加工が必要で少し手間がかかりそうでしたので、現時点での室内灯点灯化は諦めました。
古い車輌は、こうやってコツコツとメインテナンスをしていくしかないとは思うのですが、なにしろ数が多いですので大変です。
 分解中 |  集電シューに緑のサビ? |
スムーズな走りを取り戻した、281系「はるか」です。
調子の悪い時の動画を撮り忘れたので、比較はできませんが・・・
ところで、5輌編成の「はるか」というのは登場当時の姿で、現在ではサハを加えた6連+増結3連がメインですので、現在の6輌セットを手に入れて現在の5連をなんちゃって3連にしてその姿を再現させたくなりました。
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